キャンプにナイフはいらないのか?料理包丁があれば必要なし?

キャンプ・アウトドア
出典:写真AC

料理包丁があればキャンプにナイフはいらないのでは?という疑問を持っているキャンパーも少なくありません。実際はどうなのでしょうか。

キャンプにナイフがいるか、いらないか。と、問われれば「無くても困らない」と私は答えます。
ではキャンプ歴20年の私はどうかと言いますと、包丁とは別にアウトドアナイフは持っています。

「無くても困らないけれど、アウトドアナイフは持って行っている」矛盾しているでしょうか?
正直に言うと理由はそこまで大したことは無いのですが、主に男性の方には理解してもらえるかと思います。

この記事では「キャンプにナイフはいらないのか?」の疑問に私のキャンプ経験目線でお答えします。

この記事を読んで欲しい方
①キャンプ初心者の方
②キャンプで料理包丁以外に「ナイフ」を持って行った方がいいか迷っている方

キャンプにナイフはいらないのか?

特にキャンプ初心者の方々は、キャンプだから普通の包丁ではなく、特別なナイフを持って行かなければならないと思われる傾向にありますが、キャンプに行くのだからと、あえてお金をかけてアウトドアナイフを購入する必要はありません。

初心者のうちはあれもこれもと揃えがちですが、キャンプの経験値を上げてから、購入をお勧めします。とは言いましても、サバイバルナイフ等のアウトドアで使用するナイフはカッコいいですよね。
個人の感想ですが、憧れじみたものを感じます。

キャンプで料理にアウトドアナイフを使用する機会は自分で使用を決めないと、普通「包丁」でことたります。でも折角キャンプに来たのだから…。と迷ってしまいがちです。

その様な方にアウトドアナイフについてまとめてみました。

  • アウトドアナイフがあった方がいい場面
  • アウトドアナイフは男のロマン?
  • アウトドアナイフと包丁は違う?

順に見ていきましょう。

アウトドアナイフがあった方がいい場面

サバイバルナイフ

ではアウトドアナイフがあった方がいい場面は、薪を割ったり、木工細工等、木等を切る作業をする場合は必要となります。

また、経験値を上げたうえで、折角キャンプをしているのだから、アウトドアナイフにこだわりたい、キャンプ気分を更に満喫したいと思われる方には必要な道具ですね。

私の場合は特にマルチツールナイフを愛用しています。
(あまり使用しませんが、サバイバルナイフも持参しています)

キャンプを問わず必要と思われるときは持って行きます。
理由は何かと便利だからです。

キャンプ以外では少し何かを切りたいとか、ネジ締め等ドライバーが必要な場面が少なからずあったりします。

キャンプでは栓抜きや缶切りが必要な場面も出てきますので、とても重宝しています。
マルチツールナイフは個人的にはお勧めですね。

アウトドアナイフは男のロマン?

アウトドアナイフ(サバイバルナイフ)

少し大げさですが、私もキャンプをする前はこの様な ”アウトドアナイフ” は少し憧れの様なものがありました。このナイフを何に使用するか?よりも「持っている自分がカッコイイ」の方が強かったですね。

昔ある戦争映画で、主人公が大きなサバイバルナイフを自在に使用しているのがカッコイイと思っていました。

男のロマンというには少し大げさですが、ロマンを理由に使ってみるのもいいかもしれませんね。
主に男性ならわかってもらえますか?

ナイフと包丁は違う?

ここでナイフと包丁の言葉を考えてみましょう。
日常生活を考えますと、ナイフは「果物ナイフ」。包丁は「料理包丁」をイメージしますね。

何か違うもののように感じてしまいますが、包丁を英語で言いますと、Kitchen knife(キッチンナイフ)と言います。

そもそもナイフと包丁は言葉だけで言いますと、両方とも同じで“ナイフ”には変わらないのです。

でもあえて皆がキャンプでいうナイフと包丁の違いは、ナイフはアウトドアナイフやサバイバル用マルチツール等。

包丁は一般的に料理に使用するものですね。(サバイバルナイフ等であえて料理する人もいますが…)
これは”定義”ではありませんが、何となく皆が持っているイメージのようなものです。

では一般的にアウトドアナイフはどの様な用途で使用するのでしょうか?

キャンプでのアウトドアナイフは何に使う?

ではキャンプでのアウトドアナイフ等は何に使用するのでしょうか?
主なアウトドアナイフの種類とその用途についてみていきましょう。

  • シースナイフ
  • フォールディングナイフ
  • マルチツールナイフ(アーミーナイフとプライヤーツール)

具体的に見ていきましょう。

シースナイフ

シースナイフ

*シースナイフ
シースナイフとはナイフに鞘がついており、その鞘におさめることがことができ、刃と持ち手が一つになっているタイプのナイフです。シースとは鞘(さや)という意味です。

いわゆるサバイバルナイフですね。用途は食材のカットや魚をさばいたりすることができ、薪割りにも活用できるナイフです。

フォールディングナイフ

フォールディングナイフ

*フォールディングナイフ
フォールディングナイフとは一般的に刃の部分を折りたためる形式のナイフです。
刃がむき出しのナイフとは違い、折りたたんで収納でき、コンパクトで安全に持ち運びができます。

主にキャンプでは料理の食材を切ったり、ロープ等も切ったりできます。

マルチツールナイフ(アーミーナイフとプライヤーツール)

マルチツールナイフ

*マルチツールナイフ
マルチツールは、大きく「アーミーナイフ」と「プライヤーツール」に分かれます。
違いはメインツールが何かによります。キャンプ等にはアーミーナイフがベストです。

商品にもよりますが、栓抜きやドライバー、はさみ、ナイフ数種が一つに携帯できる、便利なツールです。用途としては食材のカット等料理に活用したり様々な用途に活用できます。

プライヤーツール
プライヤーツールは主に、簡単な日曜大工に使用できるペンチやドライバー、スケールやノコギリ等を搭載(商品によります)キャンプには主にナイフや缶切り等が重宝します。

mokaの一言
mokaの一言

私の経験ですが、キャンプに行くと高確率で「地ビール」を買うのですが、割と地ビール(瓶ビール)の場合、栓がついているので、必然的に栓抜きが必要になってきます。

初めの頃は何度か栓抜きが無く往生したことがありますので、栓抜きが付いている”プライヤーツール”はとても重宝しますよ。

いかがでしょうか。シースナイフ・フォールディングナイフ・マルチツールナイフとご紹介しました。
それぞれに特長があり「使ってもいいな?」と思われたのでは?

ただ、需要なのは「これらのアウトドアナイフは何に使用するのか」ということです。
逆の言い方ですと、キャンプでの一般的な料理にはあまり使用する機会がないのでは? ということです。

この様に記載すると「いやいや、私はシースナイフ1本で何でもしますよ」と答えられる方が少なからずいます。

しかし私が今までキャンプ場に行き、他の方々の調理風景を炊事場で拝見していますと、自宅で普段使用しているいわゆる “料理包丁” が多いのが実感です。

※シースナイフは料理に適したものもあり、十分料理用途に使用できますが、そのナイフを使用している方が少ないという意味です。


では、結論はキャンプには「料理包丁」で事足りるということなのでしょうか?
いや、それともアウトドアナイフは必要なのか…。

結論はアウトドアナイフに特別な思い入れがなければ、普通の料理包丁で事足ります。
でも男のロマンを含む様々な理由でお持ちになりたい方は、持参すればいいかと思います。

でもアウトドアナイフを持っていく時は注意して下さいね。
色々と制約がありますので、それを理解した上で責任を持って持参・管理して下さい。

キャンプにナイフ等を持っていく時の注意事項

注意しましょう!

「銃刀法」詳しく無くても多少はご存知でしょう。
簡単に言うと拳銃やナイフ、包丁、登録証のない「日本刀、槍、薙刀、あいくち」等を所持する行為にかかる法律です。

銃刀法第22条
銃砲刀剣類所持等取締法第22条は、刃体の長さが6センチメートルをこえる刃物については
「何人も、業務その他正当な理由による場合を除いては、これを携帯してはならない。


難しいことは省きますが、キャンプに行く時に刃体の長さが6センチメートルをこえる刃物を持参した時に、銃刀法違反になるかということです。

もし警察に職務質問を受けた場合は、基本的には「キャンプで使用」という理由があれば問題ありませんが、その時にキャンプに行くことを証明する必要があります。

*キャンプ予約証明
*車にキャンプ道具を積んでいるか等

もちろん、キャンプ行くから所持しているといっても、途中のサービスエリアなどで、そのナイフを持ち歩いてる場合は、問題があります。

あくまでもキャンプの料理などに使用するので、キャンプサイトでの使用時に持っているということです。一般常識があれば問題ありませんので、特に心配する必要はありません。

それでは次にナイフのメンテナンス方法についてお伝え致します。

ナイフのメンテナンス方法

大切で思い入れがあるナイフ。メンテナンスは、ナイフの寿命とパフォーマンスを維持するために重要です。次にナイフの基本的なメンテナンス方法をご紹介します。

  • 使用後の常識「お手入れ掃除」
  • 切れ味のいいナイフを維持する「刃の研ぎ直し」
  • これだけはやっておきたい「錆の防止作業」

順に見ていきましょう。

使用後の常識「お手入れ掃除」

ナイフを使用した後、そのままにしている人がいますが、ナイフを使用した後は、食材の残りや汚れを取り除いてください。

できれば暖かい石鹸水を使って優しく洗浄し、柔らかい布で乾かします。必要に応じて、歯ブラシなどの細かい部分を掃除することも必要です。

切れ味のいいナイフを維持する「刃の研ぎ直し」

ナイフの刃はよく切れることが必須ですね。定期的に刃を研ぎ直す必要があります。砥石やナイフ用のシャープナーを使用して、正しい角度で刃を研ぎます。研ぎ終わったら、刃を丁寧に拭き取ります。

このメンテンナスは刃の切れ味を維持するためには必要不可欠ですね。

これだけはやっておきたい「錆の防止作業」

ステンレス鋼のナイフでも、水分や湿気にさらされると錆びる可能性があります。使用後は必ず乾燥させ、長期間保管する場合は、薄い潤滑油を刃に塗ることを検討してください。

これらの基本的なメンテナンスを定期的に行うことで、ナイフは長持ちし、安全かつ効率的に使用できます。

ナイフのメンテナンスでわかりやすい動画がありましたので、参考にして下さい。

「キャンプにナイフはいらないのか?」まとめ

「キャンプにナイフはいらないのか? 料理包丁があれば必要なし?」のテーマでしたが、結論として無理に購入しなくても大丈夫ですが、興味があれば購入することをお勧めします。

購入お勧め理由は本当に個人的ですが “キャンプのテンションが上がる” からです。
無くても困りませんがあると、サバイバルができるのでは? とか、自分はひょっとしてアウトドアの達人? と良い意味で錯覚するからです。

もちろん実用性も申し分ありません。
たまのキャンプですから、少しくらいカッコつけてみるのもいいかと思います。

また同じようなカテゴリーで、キャンプにノコギリが必要かどうなのか? というお悩みもあるかと思います。詳しくは下記に掲載していますので、ご参考にしていただければ幸いです。

※参考記事(キャンプにノコギリはいらない説。必要か不必要か考えてみた!)
https://mokanoblog.com/archives/78

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