滋賀県高島市(琵琶湖の北西に位置)にある白髭神社(しらひげ)は琵琶湖の中に鳥居が立っており、夕日がとても美しいことで人気があります。大阪・京都方面からドライブしていると、右手に鳥居、左手に神社本殿がある位置関係になっています。
白鬚神社のご祭神は猿田彦命(さるたひこのみこと)で、延命長寿の神様です。また、福徳開運・縁結び・子授け・交通安全・船の安全など、人生の様々な面で道案内をしてくれる神様として広く信じられ、近江最古の神社としても有名です。
この歴史ある白髭神社の魅力をご紹介したいのですが、何やら最近「白髭神社に行ってがっかりした」というご意見がちらほらと…。ということで、実際に白髭神社に行って真相を調べてみましたのでお伝えします。
この記事を読んで欲しい方
■白髭神社に行ったら本当にがっかりするのか知りたい方
■白髭神社の魅力について知りたい方
白髭神社に行ってがっかりしていると言われる理由
どこの観光地でも良いところや、がっかりしたところはあるものです。白髭神社も例外ではありません。最近白髭神社に行ってがっがりしたという意見をネットで見ますが、その理由は一体何でしょうか?
次は白髭神社に行ってがっかりしたと言われる理由をまとめました。
- 湖上に浮かぶ鳥居の撮影ができにくくなった(昔と今)
- 鳥居と夕日がきれいな場所であるのに、天候が悪い時はがっかり
- 雨の時駐車場がアスファルトではないので地面がぐちゃぐちゃ
- 土日祝は駐車場が込むので駐車スペースが無い場合がある
- 国道の交通量が多いので、特に右方向(京都・大阪方面)に出るときに苦労する
順にご覧ください。
湖上に浮かぶ鳥居の撮影ができにくくなった(昔と今)
白髭神社と言えば「湖上に浮かぶ鳥居」が美しいことが有名です。観光に来た方はこぞってその写真を撮影しています。
ただ、キレイに撮影するには国道を渡って撮影することになるのですが、この道路の交通量が多く、なかなか渡ることができません。
横断歩道もなく、観光客は命をかけて渡ることになるのです。そして、渡っても特に撮影スペースがある訳ではなく、道路ギリギリの場所で撮影することになります。
実際に横断中に男性がはねられ死亡した事故もあります。やっとの思いで、撮影しても、神社側に帰る為には再び道路を横断する必要があり、ストレス満開です。
そこで、市と白髭神社では横断を禁止、境内に高台を設け、そこから撮影するようにしたのです。
ただ、鳥居は見えるのですが、写真映えに関して言うと満足する写真は得られないかもしれません。(命に代えられませんが…)
そういうところが一番のがっかりポイントではないでしょうか。
鳥居と朝日・夕日がきれいな場所であるのに、天候が悪い時はがっかり
こちらは誰のせいでもないのですが、確かにがっかりですね。
夕日が差し込んだ鳥居は絶景です。ただこればかりは運を天に任すしかありませんね。
雨の時駐車場がアスファルトではないので地面がぐちゃぐちゃ
天候と言えばこちらの駐車場はアスファルト使用ではないので、雨の日は地面が泥でぐちゃぐちゃですね。雨の日の参拝は足元が濡れるだけでなく、泥はねがするので注意して下さい。
土日祝は駐車場が込むので駐車スペースが無い場合がある
駐車場ですが、元々それ程広くないので、土日祝日等込み合っている日は駐車するのに一苦労です。
中には違反ですが、別の場所に路駐したり、結構離れているコンビニに止めて歩いて行かれる方もいる程です。私の感覚で申し訳ありませんが、午前中に行かれた方が空いている確率は高いと思います。
国道の交通量が多いので、京都方面(右方向)に出るときに苦労する
参拝が終わって車で出る場合ですが、特に右方向(京都・大阪方面)に行く時は中々行けない時が多いですね。正直、スピードが出てしまう場所ですから、ほとんど止まってくれる車はありません。
少し面倒でも左から出て、どこかでUターンした方が早い場合もあります。またその方が安全ですね。
これらの理由で「白髭神社に行ってがっかりした」というご意見があるのでしょう。
私も個人的にこのがっかりポイントについて感じたことをお伝えします。
白髭神社のがっかりポイントと言われているものに対して私がどう感じたか
さて、白髭神社に行ってがっかりしていると言われる理由についてご紹介しましたが、その内容について私がどう感じたかをお話しましょう。
- 「湖上に浮かぶ鳥居の撮影ができにくくなった(昔と今)」について私が感じたこと
- 「鳥居と夕日がきれいな場所であるのに、天候が悪い時はがっかり」について私が感じたこと
- 「雨の時駐車場がアスファルトではないので地面がぐちゃぐちゃ」について私が感じたこと
- 「土日祝は駐車場が込むので駐車スペースが無い場合がある」について私が感じたこと
- 「国道の交通量が多いので、特に右方向(京都・大阪方面)に出るときに苦労する」について私が感じたこと
順に見ていきましょう。
「湖上に浮かぶ鳥居の撮影ができにくくなった(昔と今)」について私が感じたこと
道路渡って撮影することができない今、写真で言う「ベストショット」は中々撮影することは難しいでしょう。高台はありますが、普通のスマホでは恐らく手前の柵が一緒に写ってしまいますので、記念ににはなりますが、映える写真という訳にはなかなか行きませんね。
ただこの理由は「鳥居のベストショット」という観点からですので「普通に観て、感じて、写真を撮る」という、ごく普通の行為なら何ら問題ないのではと感じます。
本当に本気で鳥居の写真を撮影したいなら、琵琶湖から撮影できる方法もあります。
皆さんご存知と思いますが「SUPさっぷ」等で鳥居まで来ることもできます。そしてその位置から撮影することができますので、マジの方は検討してみてはいかがでしょうか。
下記は琵琶湖SUPができる施設です。鳥居迄来ることができますので、ご利用してみれば!
「鳥居と夕日がきれいな場所であるのに、天候が悪い時はがっかり」について私が感じたこと
こちらについては自然現象ですので、どうすることもできませんね。せっかくここまで来たのに、ただただがっかりすることでしょう。白髭神社メインなら、是非日程を変更してください。
「雨の時駐車場がアスファルトではないので地面がぐちゃぐちゃ」について私が感じたこと
現在のところ、白髭神社の駐車スペースは整備されていませんので、雨の日は水たまりがありますので、場所によっては足元が汚れる場合があります。
知らずに駐車して確認せずに降りてしまえば、足元が濡れて、超がっかり。
ただ考え方として、整備された施設もあれば、されてない施設もありますので、雨に日は「足元が濡れるかも」という認識を忘れずに、いずれの施設もご利用して頂きたいですね。
「土日祝は駐車場が込むので駐車スペースが無い場合がある」について私が感じたこと
目的地に着くと、駐車場が渋滞している。正直良くある話です。確かにがっかりするでしょう。
これは否定できませんが、これも仕方がない状況です。
神社側もできればスムーズに駐車できればと思っているはずですが、現実的には上手くいきません。
これも仕方がないので、あきらめるか、待つ以外方法はありません。(現在のところ近くにコインパーキング等の施設はありません)
混雑を避けたいなら、早い若しくは遅い段階で参拝する方法がいいかと思います。
「国道の交通量が多いので、特に右方向(京都・大阪方面)に出るときに苦労する」について私が感じたこと
神社前の国道は結構交通量がありますので、神社から右折する方は結構ストレスが掛かるかと思います。日曜日は祝日等は警備員がいる傾向ですが、100%ではないので、注意して下さい。
このテーマはがっかりよりストレスと危険が付きまといますので、先程も記載しましたが、交通量が多い場合は逆方向に逃げて、安全なところでUターンをお勧めします。
交通量が多いのに無理に右折をしようとして数分間行けなかったりする場合がありますし、後続車は左折したいのに、右折車がある為に同じように待たなければならない等。
他人に迷惑が掛かる行為はできるだけ避ける方が、お互い様だと思います。
それでも白髭神社自体にがっかりではありませんね。
白髭神社に行ってがっかりしたと言われるポイントと私の感じた意見をご紹介しましたが、他人ががっかりした意見を聞いてたからと言って、白髭神社に魅力な無いのでしょうか?
次は白髭神社の魅力についてお伝えします。
行くなら知っておきたい白髭神社の魅力
「白鬚神社に行ってがっかり」の内容はなるほどと思われる事柄がありますが、本質的な「がっかり」では無かったのではないでしょうか。そこで”本質”という意味合いから、白髭神社の魅力についてお話ししたいと思います。
次は白髭神社の魅力です。
- 琵琶湖に浮かぶ大鳥居は絶景スポット。「近江の厳島神社」とも称されている
- 白鬚神社はパワースポットとしても人気
- 猿田彦大神(さるたひこのみこと)の魅力
- 白鬚神社境内の歌碑・句碑
具体的に見ていきましょう。
琵琶湖に浮かぶ大鳥居は絶景スポット。「近江の厳島神社」とも称される
琵琶湖に浮かぶような朱色の大鳥居。どこかの鳥居に似ていませんか?
水に浮かぶような鳥居で想像するのは広島県宮島の「厳島神社の鳥居」ではないでしょうか?
その風景が似ているということで「近江の厳島」とも呼ばれます。
また近江最古の神社としても有名で、創建から約2000年の歴史を持つと伝えられています。
白鬚神社はパワースポットとしても人気
白髭神社近年パワースポットとしも人気が出てきました。色々と理由があるのでしょうが、多くはシンボルである大鳥居と御祭神の猿田彦命(さるたひこのみこと)と岩戸社にある「古墳」等が挙げられるのではないでしょうか。
白髭神社のホームページには、
「御祭神の猿田彦命(さるたひこのみこと)は、天孫(てんそん) 瓊瓊杵尊(ににぎのみこと) 降臨(こうりん)の際に先頭に立って道案内をされた神で、導き・道開きの神として知られている」(白髭神社HPより抜粋)と記され、導きの神猿田彦命について書かれている。
また、神社の「上の宮」奥には”岩戸社”石室(古墳)の前に社を建て、天の岩戸として祭られています。どうやら古墳があるようです。その横にはパワースポットを彷彿とさせる神秘的な岩も祭られています。
白髭神社はそれ程大きな神社ではありませんが、思っている以上に参拝客が絶えません。
恐らく猿田彦大神(さるたひこのみこと)が導きの神なので、知らず知らずのうちに導かれているのではないでしょうか?
猿田彦大神(さるたひこのみこと)の魅力
猿田彦大神(さるたひこのみこと)は、日本の神話に登場する神様で、多くの重要な役割を持っています。以下に猿田彦大神の特徴と信仰についてお話します。
- 道案内の神
- 福徳開運の神
- 縁結びの神
- 交通安全の神
- 子授け・安産の神
- 船舶安全の神
順に見ていきましょう。
道案内の神
猿田彦大神は「道案内の神」として知られています。天孫降臨の際、天照大神の孫である瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)を地上に導く役割を果たしました。このことから、道の守護神や旅の安全を祈る神として信仰されています。
福徳開運の神
猿田彦大神は福を招き、運を開く神様としても崇められています。そのため、商売繁盛や幸運を祈願する人々に広く信仰されています。
縁結びの神
縁結びの神としても知られ、恋愛や結婚の縁を取り持つ神様とされています。多くの神社で縁結びのご利益を求める参拝者が訪れます。
交通安全の神
交通安全や旅行の安全を祈願する神様としても信仰されています。現代では車のお祓いや旅行の安全祈願などで参拝する人々が多いです。
子授け・安産の神
猿田彦大神は子授けや安産の神としても信仰されています。子供の成長や健康を祈る親たちが多く訪れます。
船舶安全の神
船舶の安全を守る神としても信仰されています。漁業関係者や航海に従事する人々が猿田彦大神に祈りを捧げます。
猿田彦大神は、多くの側面で人々の生活を守り、導いてくれる神様として、日本全国で広く信仰されています。
白鬚神社境内の歌碑・句碑
白髭神社には6つの歌碑と句碑が存在します。
- 与謝野寛・晶子 歌碑
- 紫式部 歌碑
- 中野照子 歌碑
- 芭蕉 句碑
- 羽田岳水 句碑
- 松本鷹根 句碑
じっくりと探してみてはいかがでしょうか。探せなかった場合はホームページを見てください。
滋賀県高島市の白髭神社をご紹介致しました。そこでふと思いませんか?同じような鳥居がある神社が他に無いのだろうか? と。実は日本にはまだ鳥居が水の上にある神社が幾つかあるのです。
次は鳥居が水の上にある風景が見れる神社のご紹介をしましょう。
鳥居が水の上にある風景が見れる神社のご紹介
白髭神社は滋賀県琵琶湖にありますが、同じような鳥居を持つ神社が幾つかあるのですが、ご存知でしょうか?こちらでは鳥居が水の上にある神社をご紹介します。
- 嚴島神社【広島県】
- 桜井二見ヶ浦【福岡県】
- 大魚神社【佐賀県】
- 大洗磯前神社【茨城県】
- 鹿島神宮【茨城県】
順に見ていきましょう。
嚴島神社【広島県】
厳島神社(いつくしまじんじゃ)は、日本の広島県廿日市市の厳島(宮島)に位置する歴史的な神社です。平安時代に創建され、1996年にユネスコの世界遺産に登録されました。
神社は海上に浮かぶように建てられており、大鳥居が特に有名です。潮の満ち引きによって異なる景観が楽しめ、干潮時には大鳥居まで歩いて行くこともできます。
朱塗りの建物群が美しく、特に高舞台や本殿は見どころです。また、秋の紅葉や春の桜など、四季折々の自然の美しさとも調和しています。観光地としても人気があり、多くの参拝者や観光客が訪れます。
桜井二見ヶ浦【福岡県】
桜井二見ヶ浦(さくらいふたみがうら)は、福岡県糸島市に位置する美しい海岸です。日本の渚百選に選ばれており、特に夫婦岩(めおといわ)と呼ばれる二つの岩が特徴的です。
夫婦岩はしめ縄で結ばれ、縁結びの象徴とされています。夕日が美しいことで知られ、特に夏至の時期には岩の間に沈む夕日が絶景を作り出します。
また、周辺には白砂のビーチが広がり、海水浴やマリンスポーツを楽しむこともできます。観光スポットとしても人気があり、多くの人々が訪れる場所です。
大魚神社【佐賀県】
大魚神社(おおうおじんじゃ)は、佐賀県唐津市に位置する神社です。特に「海中鳥居」で知られており、鳥居は干潮時には歩いて渡ることができ、満潮時には海に浮かんでいるように見えます。
この鳥居は、海の神を祀る神社らしい特徴的な風景を作り出しています。また、毎年10月には「秋祭り」が開催され、多くの参拝者や観光客で賑わいます。
大魚神社は漁業の守護神として地元の漁師たちに崇拝されており、豊漁や安全を祈願する場所として重要な役割を果たしています。自然と調和した美しい景観と、地元の人々の信仰が息づく神社です。
大洗磯前神社【茨城県】
大洗磯前神社(おおあらいいそさきじんじゃ)は、茨城県東茨城郡大洗町に位置する歴史ある神社です。創建は平安時代に遡り、海の神様である大己貴命(おおなむちのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)を祀っています。
この神社の象徴的な景観は、海岸に立つ「神磯の鳥居」で、波しぶきに囲まれた姿が非常に美しいとされています。日の出の名所としても有名で、特に元旦には多くの参拝者が初日の出を拝みに訪れます。また、春の桜や秋の紅葉など、四季折々の自然美も楽しむことができます。
地域の人々にとっては、海上安全や豊漁、家内安全などを祈願する重要な場所であり、多くの観光客や参拝者が訪れる人気のスポットです。
鹿島神宮【茨城県】
鹿島神宮(かしまじんぐう)は、茨城県鹿嶋市に位置する日本最古の神社の一つで、紀元前660年に創建されました。武道の神として知られる武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)を祀っており、全国に約600社ある鹿島神社の総本社です。
広大な敷地内には、朱塗りの本殿や楼門、要石(かなめいし)などの重要文化財が点在しており、自然豊かな森に囲まれた神秘的な雰囲気があります。また、鹿園や御手洗池(みたらしいけ)などの見どころも多く、四季折々の風景が楽しめます。
多くの参拝者が年間を通じて訪れ、特に正月や祭りの時期には賑わいを見せます。鹿島神宮は、地元の人々や武道関係者にとって信仰の中心であり、歴史的・文化的にも重要な役割を果たしている神社です。
まとめ
この記事では「白髭神社に行くとがっかりするのか?実際に行って真相を調べてみた」をテーマにお伝えしましたが、いかがでしょうか。
私個人の意見ですが”がっかり”したと言われる理由はどこの観光地でもあるような内容だと感じました。また、白髭神社は明治神宮や川崎大師、伏見稲荷大社見たいな大きな神社ではありませんので、その様なイメージで来られると、ギャップがありすぎますので、ご注意して下さい。
しかしながら琵琶湖のすぐ横にあり、鳥居が水の上にある風景はとても清々しい気持ちになることでしょう。琵琶湖の湖西に来るなら、ちょっと寄ってみたくなる神社であることは保証致します。
またパワースポットとも言われていますので、きっといいことがあるかもしれませんね。
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