琵琶湖でルアー釣りと言えば、メジャーなのはブラックバスフィッシングです。これは誰しもが認めるところです。しかし琵琶湖は広くルアー釣りの他に、餌釣り等で狙う魚種も沢山います。
琵琶湖の主な釣りでは、
- バス釣り
- ブルーギル釣り
- 小鮎(こあゆ)釣り
- 鯉(コイ)釣り
- ハス釣り
- フナ釣り
などがあります。
この記事では琵琶湖で釣りをしたい、釣り初心者の方に、琵琶湖で人気の釣りをご紹介します。
あなたはどの釣りをしたいですか?
この記事の内容と得られる情報
■琵琶湖で釣れる魚がわかる
■琵琶湖に生息する魚の釣れる時期がわかる
ブラックバス釣り
ブラックバス釣りはアメリカが発祥の釣りです。基本ルアーで釣る釣り方です。
ミミズや虫に似せたゴム系のソフトルアーや魚に模したハードルアー等で釣りを楽しみます。
ブラックバスは小さくても引きが強いのが魅力です。そして引き寄せるまでに、強い抵抗があるので、その当たりの“ファイト”が楽しみの一つになります。
特に40cm以上になると、強烈な引きがあり、アングラーを興奮させます。
外来魚問題もありますが、楽しい釣りの一つではあります。
ブラックバスは3月~11月頃までが釣り頃です。
バス釣り「特長とシーズン」
バスの特長
ブラックバスは肉食性で、小魚、甲殻類、昆虫、エビなどを主な餌としています。
そのため、バス釣りでは様々なルアーやワームを使用して、釣りを楽しみます。
シーズン
バス釣りは一年中行うことができますが、特に春と秋がバスの活動が活発な時期とされています。
春は産卵期で、秋は餌が豊富な季節です。これらのシーズンがバス釣りのピークです。
では夏は釣れないかと言いますと、結構釣ることができます。
基本暑いので、一般的に昼間浅瀬には来ず、深いところにいることが多いですね。
バス釣り「釣り場所・釣り道具」
釣り場所
琵琶湖にはバス釣りに適した多くのスポットがあります。南部や湖西地域、湖北地域など、湖畔や湖岸周辺には多くの釣り場が点在しています。(どこでもOK)
これは私の主観ですが、湖北は水がキレイで、大型のバスが釣れることが多いですね。
南湖は北湖に比べるとアングラーが多く、スレているバスが多いように感じます。
釣り道具
バス釣りには専用の道具が必要です。これにはバスロッド、バスリール、バスライン、バスルアー(人工餌)、フック、およびその他の釣りアクセサリーが含まれます。
バス釣りはルアー釣りが主ですが、エサ釣りでも大丈夫です。
極端に言えば、竿と糸と針とエサ(ミミズ等)があれば釣ることができます。
それでは次に「ブルーギル釣り」をご紹介しましょう。
ブルーギル釣り
ブルーギルは琵琶湖ではおそらく最も簡単な釣りと言えます
生餌(ミミズ等)を付けるとほとんどの確率で釣ることもできます。
初めて釣りをする方や、ファミリーや子供の釣りデビューに最適ですね。
仕掛け自体も釣具屋さんで売っていますので、竿に付けるだけです。
こちらも外来魚問題もありますが、楽しい釣りです。
それではブルーギル釣りについて詳しく見ていきましょう。
ブルーギル釣り「特長とシーズン」
ブルーギルの特長
ブルーギルは小型の淡水魚で、美しい青い体色が特徴です。
一般的には身近な釣り対象として人気があり、初心者にもおすすめの魚です。
釣りのシーズン
ブルーギルは一年中琵琶湖で釣ることができますが、春から秋にかけてが良いシーズンとされています。春になると水温が上昇し、ブルーギルが活発になります。
一般的には4月~11月が釣り頃です。
ブルーギル釣り「場所・道具・エサ」
釣り場所
琵琶湖の様々な場所でブルーギルを釣ることができますが、特に湖岸周辺や釣りスポットが多い北部エリアが人気です。岸辺の水草や隠れ家の周りがブルーギルの生息地となります。
釣りの道具
ブルーギル釣りには軽量の釣り道具が適しています。竿、リール、釣り糸、針、浮き等が必要です。
エサ
ブルーギルは昆虫や小魚を好むため、ミミズや虫を使った釣りが効果的です。
一般的に、ミミズを針に装着し、水中に沈めたり浮かせたりして誘い寄せます。
簡単に釣ることができますので、楽しんでください。
ブルーギル釣りのサイトがありますので、参考にしていただければ幸いです。
それでは次は「小鮎つり」をご紹介しましょう。
小鮎(こあゆ)釣り
琵琶湖での鮎釣りは皆さんがイメージいている「川で長い竿を持って釣りをしている風景」とは少し異なります。琵琶湖での鮎釣りは「小鮎」釣りが主流です。
琵琶湖の小鮎は鮎の稚魚(子供の鮎)ではなく、琵琶湖に生息している体調約10cm以下の鮎のことを示します。10cm以下でも成魚となります。琵琶湖特有の鮎ですね。
シーズンになると、特に浜に出て小鮎を狙います。多くの人が食べるために釣りをします。
もちろん琵琶湖に注ぐ小さな河川でも釣れます。
特に佃煮や天ぷらが美味ですね。
小鮎つり「シーズンと釣り場所」
シーズン
こあゆ釣りのシーズンは一般的に春から初夏にかけてです。特に4月から6月が良い時期で、こあゆが活発になります。水温が上昇し、餌が豊富にある為釣果が高まります。
釣りシーズンは2月~7月頃までで、9月1日~11月30日の間は禁漁となりますのでご注意下さい。
5月が最盛期と言われいます。
釣りの場所
琵琶湖の畔には多くのこあゆ釣りスポットがあります。
特に湖北地域、大津市周辺、彦根市周辺が人気のエリアです。
シーズンになると、川の流れ込みや砂浜等で釣りを楽しんでいる人達が沢山いますので参考にして下さい。
小鮎つり「道具とエサ」
釣りの道具
こあゆ釣りには軽量で繊細な釣り道具が使われます。
一般的には軽量の釣り竿、リール、ライン、釣り針、浮き、および餌が必要です。
仕掛けはサビキ釣りが主流です。(たくさんの針がついて一度に数匹を釣る仕掛け) こちらも釣具屋さんで売っていますので竿に付けるだけです。簡単に挑戦できると思います。
エサ
一般的にこ鮎の釣り餌には「まき餌」を使用する場合が多いです。人気は冷凍の「生シラス」やシラスが配合されたまき餌です。また小魚の切り身や虫も有効な餌として使用されます。
それでは次に「鯉釣り」をご紹介しましょう。
鯉(コイ)釣り
オフシーズンが無いと言われる「鯉釣り」。もし本格的に大型の鯉釣りを楽しみたいなら、知識が必要です。私は鯉釣り自体しませんが、バス釣りをしているとたまにルアーに食いつく鯉がいます。
大体はニゴイですが40cm前後が多いですね。たまに80cm位のニゴイが掛かることがありますが、糸が細かったりすると、簡単に切れてしまいます。
琵琶湖ではよく数本の竿を固定して鯉釣りを楽しんでいるアングラーがいます。
狙うはメートル級が多いですね。メートル級を釣り上げるのは、それ相当の仕掛け(竿を含む)が必要ですので、大型を狙うなら正直手軽な釣りではありません。
あなたが初心者なら、はじめにベテランと同行してから始めるといいでしょう。
それでは更に鯉釣りについて見ていきましょう。
鯉釣り「シーズンと釣り場所」
シーズン
鯉釣りは基本「シーズンが無い」と言われ、1年中釣りができると言われています。
その中でも釣り頃は、春から夏にかけてのシーズンが最も盛んです。
4月から6月が特に良い時期で、水温が上昇し、鯉が活発になります。
また、夏の夜間にも鯉釣りが楽しめます。
釣りの場所
琵琶湖の湖岸や周辺地域には多くの鯉釣りスポットがあります。大津市周辺、長浜市周辺、彦根市周辺など、湖畔には釣りポイントとして整備された場所が多いです。
また、琵琶湖周辺には大小さまざまな池などもあり、鯉釣りポイントとして利用されています。
鯉釣り「道具とエサ」
釣り道具
鯉釣りには、鯉の大きさや釣りスポットに応じて異なる道具が使用されます。
一般的な鯉釣りの道具には、釣り竿、リール、ライン、釣り針、浮き、餌等で釣ることができます。
道具と言ってもメートル級となると、それに合わせた道具が必要です。
小型の鯉なら一般的な道具で大丈夫です。
エサ
鯉はさまざまな餌を好む雑食性のため餌の選択肢は多岐にわたります。
一般的な鯉の餌には、市販されている練り餌・パン、コーン、ワーム、エビ、虫などがあります。
時にはバス釣りで使用するハードルアー(シャッド・クランクベイト etc)にも食いつき、釣ることもできます。
ハードルアーを使用で鯉が釣れるのですが、実は「ハス」もルアーで釣ることができるのです。
ハス釣り
ハスはコイ科の淡水魚です。ハスの自然の分布はもともと、琵琶湖や福井県の三方湖と言われています。外来種ではありません。釣り方はルアー釣りやエサ釣りです。
ハス釣り「シーズン・場所」
シーズン
ハス釣りは主に夏から秋にかけて行われます。特に6月から9月がハスの花が咲き誇り、ハス釣りが盛んな時期です。
釣り場所
琵琶湖については、割と様々な場所にいると思います。
個人的には琵琶湖の西「湖西側」で釣ることが多いですね。
ハス釣り「道具・エサ」
釣り道具
ハス釣りには簡単な釣り道具が必要です。伝統的なハス釣りには竿(ハス竿)や竿先、ライン、釣り針、浮き等が必要です。
釣り道具は軽量で、ハス釣り専用のものが市販されています。
またバス釣りをされる方は、新たな道具を揃えることもなく、小型のルアーで20~35cm程度のハスが釣れます。(小型ルアー:スプーン・ミノー・クランクベイト等)
積極的にルアーを追いますので、楽しい釣りになります。
エサ
ハス釣りにおいては、一般的に生き餌の場合は小さな虫やミミズが餌として使用されます。
虫を釣り針に刺したり、ミミズを使用したりして、ハスの前に餌を沈め釣ります。
引きも割と強く楽しめる魚種の一つです。
ハスは餌でも、ルアーでも釣りができますが、ゆっくり落ち着いて釣りをしたい方には「フナ釣り」がおすすめです。
フナ釣り
私は小学生の時によく野池でフナつりをしていました。
フナにも様々な種類がいますが、野池なので恐らく比較的簡単に釣れるフナでしたので「ギンブナ」ですね。
琵琶湖には固有種である「ゲンゴロウブナ」やそこから品種改良された「ヘラブナ」等が生息しています。ギンブナもいます。それでは詳しく見てみましょう。
フナ釣り「シーズン・釣り場所」
シーズン
フナ釣りは一年中楽しむことができますが、特に春から初夏にかけてのシーズンが一般的に釣果が良いとされています。
春になると水温が上昇し、フナが活発になります。
釣り頃は3~5月と9~10月が良く釣れる時期です。
釣り場所
琵琶湖には多くのフナ釣りスポットがあります。南部や湖西地域、湖北地域など、湖岸周辺には釣り場が点在しています。特に琵琶湖岸にある公共の釣り場が人気です。
また、琵琶湖周辺にある小さな川にも生息しており、釣り人も多くいます。
フナ釣り「釣り道具・エサ」
釣り道具
フナつりの道具ですが、竿(竹竿・のべ竿…伸びる竿)仕掛け・はり・重り・エサ・ウキ等で釣ることができます。こちらはサイズが大きくないフナ(小鮒)が主流です。
ヘラブナを専門に釣りたいなら、少し知識が無いと正直難しいですね。
道具も高価なので、熟知した人と行って購入した方がいいですね。
エサ
フナはさまざまな餌を好むため、餌の選択肢は多岐にわたります。
一般的なフナの餌には、練りエサ・アカムシ・ミミズ・サシ(ウジ虫)などがあります。
人気なのはやはり手軽な練り餌ですね。配合などで釣果も変わるらしいので、少し勉強が必要かもしれません。
琵琶湖ではご紹介したとおり、様々な釣りができますので、お好みの釣りを楽しんでください。また釣りで琵琶湖にこられたら釣具屋さんに寄ってみるのもいいですよ。
現地ならではの情報が満載ですので、きっといい情報が得られると思います。
滋賀県にある釣具屋さんのご紹介
滋賀県にはいくつかの釣り道具屋さんがあります。滋賀県に釣りに来た時には立ち寄られてはいかがでしょうか。店員に「○○釣りできましたが、ポイントはどこですか?」の質問は有効です。
親切に教えてくれると思います。また、ポイント地図が既に印刷されている場合もありますので、利用されることをお勧めします。
■アングラーズ
*バスキャッチ&アングラーズ 堅田店
*アングラーズ 守山店
*アングラーズ 近江八幡店
*アングラーズ 水口店
■つり具のブンブン大津店
■イシグロカインズモール彦根店
都合良いお店をご利用ください。
まとめ
この他琵琶湖にはトラウト・コイ、ウナギ、タナゴ、本モロコ等が生息しており、釣りの対象魚として人気を集めています。琵琶湖は釣り初心者に対してやさしい湖だと思います。
ファミリーやカップル、専門のアングラーまで、楽しみ方色々ですので、楽しい釣りを満喫して頂ければ幸いです。
但し、釣りに来た時は ”ゴミ” の処理だけは各自でお願いします。
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